かわら版:「トヨタ生産方式」から学ぶ

札幌の税理士、佐藤寿志です。

トヨタ自動車の誕生

愛知県刈谷市に豊田自動織機という会社が現在もあります。豊田佐吉氏が大正15年に設立し、社名の通り自動織機を製造していましたが、関東大震災から10年経った昭和8年に社内に自動車部を設置し車の製造にチャレンジしますが・・アメリカ車に太刀打ち出来ません。

チャレンジ精神がトヨタのDNA

昭和20年8月の敗戦の時、トヨタ自工の社長であった豊田喜一郎氏は「3年でアメリカに追いつけ。そうでないと日本の自動車産業は成り立たんぞ」とのの言葉を社員に向けて語りました。

自動車部の設立から80年経過し、現在トヨタは世界一です。 今回も、トヨタの首脳は「円安にならなくても単体決算を黒字にできる力がついてきた。円安で黒字転換したと言わないでほしい」と語っています。

どんな困難な問題にもチャレンジするのはトヨタのDNAなのかも知れません。

トヨタ生産方式の2本の柱

トヨタ生産方式の基本思想は「徹底したムダの排除」です。そして、それを支えるのが「ジャスト・イン・タイム」と「自働化」です。  「ジャスト・イン・タイム」は必要なものを、必要なときに、必要なだけ供給するという仕組みです。

もう一つの柱である「自働化」は、通常は「自動」という字を使いますがトヨタでは「動」くに「人」の知恵を付け加えて「働」という字を使っています。

「動く」のではなく、「働」く機械や「働」く人が多い会社は利益が大きくなるのもうなずけます。

問題の本質を浮き彫りにする

「ジャスト・イン・タイム」を徹底すると、ムダな在庫・人員・設備などがはっきりします。

機械を自働化することで異常があった場合、すぐに生産ラインが停止します。その、異常な状態を究明するまでラインを動かさないのがトヨタ流です。トヨタでは、一つの事象に対して「なぜ」を五回繰り返し、その原因を徹底的に追究します。

円安という運だけでトヨタ自動車が1兆を超える営業利益という「結果」が生じたのではありません。結果は毎日の積み重ねです。どんな状況でも、カイゼンすべきことは必ずあります。

 

会社一丸となってムダの排除を考えてみませんか?