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80号 「人財と人災」

日付: 2016年10月01日  カテゴリー: 事務所通信

当事務所では事務所通信「税務版」と「かわら版」のを発行しております。ご希望の方には無償で提供しておりますので興味をお持ちの方はこちら(問い合わせフォーム)よりお気軽にお申し込みください。

なお、「かわら版」につきましては毎月公開しておりますので下記よりPDFでご覧いただけます。

 

【今月の事務所通信】

  「天災」

観測史上初めて6月まで台風が発生しなかったのが・・一転、7月(4つ)、8月(7つ)、9月(6つ)と連続して台風が発生、しかも8月には4つの台風(9号~12号)が9月にも16号が上陸しました。

中でも台風10号は、各地に大量の雨と風をもたらし、北海道と岩手で27人もの死者・行方不明者を出すなどの災害をもたらし7・9・10・11号による被害は激甚災害に指定されております。

北海道がまとめた被害状況は955億円(激甚災害の指定対象外を含めると2000億円)に迫る見通しです。ニュースで報じられているように未だに札幌と帯広・釧路などを結ぶJR各幹線や日勝峠の復旧の目途は立っていません。

経験したことがないような「地震+津波」、「台風+洪水」などの災害が続く日本列島ですが、昔から怖いものとして「地震、雷、火事、親父」と言いますが台風も付け加わったような近年です。

「経済は生き物」

故 永六輔さんは「地震も台風も洪水も、あらゆる自然災害は、地球が生きている証拠」と言いました。

そして、経済も「生き物」だとよく言われます。たとえば、子供が生まれると誕生から独立までの期間にわたり衣料費、食費などの支出増、学校や塾などの授業料などで数千万円もの消費が発生します。さらに、家族の増加によるマイホーム購入などが加わると経済効果は莫大です。

まさに、人間(生き物)の誕生が経済に大きな影響を与えます。

 

「一番高い買い物」

一方、企業にとっても人の採用は大きな出来事です。ある人材供給会社の経営者は「企業にとって一番高い買い物は人」なので良い人材を採用しましょうと話していました。とはいえ・・中小企業の場合、応募してもらうだけでも大変です。

やっと採用できた人材に、仮に年間400万円の給料や社会保険料の負担をするとします。その人が30年間勤続した場合には1億2千万にもなり商業ビルの購入に匹敵するような金額となります。これに雇用している全従業員の数を掛けることになるのですから人材が一番高価、かつ貴重な財産だと理解できます。まさに人財です。

 

「人財から人災?」

先月に引き続き、語呂合わせのようですが・・一番高価な「人財」が「天災」ならぬ「人災」へと変わる場合があります。

よく聞く人災としては・・使い込み、得意先からの裏リベート、商品横流しなどがあります。これらは経営者の信頼を悪用したケースがほとんどです。

ある税理士さんは自分の事務所の経理担当に数百万使い込まれたと話していました。同様の話は数回聞いた事があり、他人に現金を管理させる場合には特に残高に注意が必要です。その税理士さんの場合には現金が数百万円残っている帳簿になっていました。よくよく考えるとそんなに金庫にお金があるわけがないので、この人災に関しては管理者の注意不足が原因です。

「社員に関心を持つ」

では、「人財」を「人災」に変えないためにはどうすれば良いのでしょう・・。尊敬するある経営者の対応が参考になりますのでご紹介します。

この人は会社の入り口に社長席を設けました。しかも、一番早く出社するので従業員は毎日、社長の前を通って自分の席に行くことになります。その社長は従業員の元気がないと話しかけ、営業などで外出する際にも声を掛けます。研修に参加させるときも、参加前と後に感想を聞くなど従業員に関心を持ち対話を重視しています。

ここまで出来なくても、私たちにも毎日従業員に声をかける事はできます。悩みがあるのか、体調が悪くないか顔色を見るなど、どんな小さなことでも関心を持つ事が大切です。

先ほどお話したように数億円規模の投資をしているのですから大切に見守って行きたいですね。

 

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